2021年08月29日

格安キャブレターの正しい使い方。

手元に有る110ccや80ボアアップのエンジン用にBigBoreキャブレターを仕入れた。

 いやー!なかなか楽しめます。(皆さんは、不用意に手を出すとやけどしますので、よゐこは真似しちゃ駄目よ!!。)ちなみにお値段は正規品の1/10です。なぜか?炭水化物ーキャブレターで検索。
なぜ?炭水化物なのか解りませんが炭化水素と間違っていませんか〜。

先ずは、最終的に追加加工してCub用に、燃料コックはフロートチャンバーを移植。
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対してこちら、Cub BigBore用として購入したが、入荷したのは・・??。
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タンクにコックが付いているバイク用。
Body側面にはちゃんと「KEIHIN JAPAN」とダイキャスト金型の銘も入っていまして・・・。
先ずは、購入時のままでのスナップ暖気では、高開度が薄め?かな??と思われましたが、取り敢えず信用して試走を試みました。   あらあら・・、高回転は案の定薄すぎて、アクセル開度に反応しません。信号でとまっていると、アイドル回転が怪しく、エンストしそうです。慌てて、アクセルを開けようとすると、、エンスト。わお!
 
 その後、MJは#20番上げて、手持ちの#95。段数は1段ずつ潜らせて、最終的には一番上。これまでに気づいたには、JNを潜らせていくとアイドル回転数は安定し始め、徐開時のストールも無くなります。え〜・・。こいつ、メインアイドルするんですか〜。と言うことで全バラ。

一個ずつパーツを調べていきます。
先ず、Bodyは純正っぽく作って有るが、取り付けねじボス側面に有るはずの「PB」の型式が刻印されていません。
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次に、適合機種と製造番号の記号も無し。
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 とここまで解ったので、Jet類の検証に入ります。Jet類に番号刻印はありません。ビーズブラスト処理も痕跡は無し。
先ずはSJ先端のリークを疑いました。(KSR110のリプレイスパーツで、泣かされたことがあり、こいつもか?)と。DSC_1591.JPG
素晴らしい加工技術!!。ここまで精度を落として切削するのも、高技術なのか?。(笑

こちらは、純正との比較。
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次にブローチと呼ばれるメインノズルとJNホルダーも比較します。
使用しているJN(針)は、やや細目ながら、穴径は大きいよ!!。
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こちら、JNホルダー。(写真が無かった・・)

で、最終的には、50cc用に付いていた内部パーツ、メインノズル/JNホルダー/MJ/SJ/のパーツを移植することに。
SJ#38/MJ#90/JN段数上から2段目/AS1・1/2戻し。燃料通路を追加加工して、古い方のコック付きフロートチャンバーを使用。チョークは、レバー式なので、組み替えてリモート式に改造。
なんだ!、まともに走るじゃん!!。 でも、Body はどこから流出したのか、粗末なパーツは、何処で作って、手に入れることが出来るのか、未だに不明。 もし解る人がおりましたら、メール下さい。

それにしても、Jet類を除けば、コピー品と思えないぐらいの造り、JN(アルミアルマイト)カッターウエーの造りを見ても・・本物っぽい。

タグ:炭水化物?
posted by 仙人 at 13:28| 日記

2021年08月11日

VFR1200FにNAGバルブとBlowOffバルブを付けてみた。

 装着前に、どのような症状なのか事前にメールで確認してから来て頂きました。概ね、以下のような事象だそうです。「 操作方法の問題なのかもしれませんが、低速走行時のギクシャク感と、高速走行で追い越し加速をする時にギアを1段落としてももたつく感じがするのが気になります。燃費の改善も期待したいです。」
この現象って、正にRAM車特有の症状ですね。 で・・お盆連休外出自粛前の日曜日に来社頂きました。

 先ず、現車を見て・・・、落ち込みます。 え〜ぜんばらかぁ〜。
  ハイその通り、スクリーンを残して、全部取り去りました。最近のカウルは、隠しネジ、隠しボタンがありすぎて、順番通りに外していかないと、分解不可能。なおかつ、差し込みボス等を壊さないようにしないと・・。作業時間は、昼飯抜きで5時間に及びました・・・。

 ハイこの通り!。これで作業時間の大半を使いました。
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 これでやっと、燃料タンクが持ち上がります。
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 タンクは、この2本のネジで固定されていました。
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 コンピューターも外します。が・・・後で判ったのですが、エモビライザー装着車両なので、不用意にカプラやバッテリーを外したりしてはいけません。エラーになっちゃうんですよ〜。でもね。これが邪魔していて、クリーナーボックス・ロアケースにアクセスできないんです。
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 はい、外れました。 処で、左右の白い入れ物は?。 どこから入るのか判りませんが片方だけオイリーです。底には穴も開いていて、溜める為の容器ではない。パーツリストによると・・デゾネーターらしいが、上蓋が数oの隙間で上にあるのですが、果たして・・効くの?。
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 拡大写真(底に3oほどの穴が・・・)
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これでやっとブローバイホースが見えてきましたが、微妙に長さとバルブの大きさが合わず、先ずは、バルブ入り口側を5oカットして、何とかホース曲がりの部分をクリア!。
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 ところがこれで終わらないのが、良いところ!???。 配線の押さえなのか、ボスが出て今市ので、これをカット。何とか、バルブが収まるスペースを確保しました。(負圧ホースは真下になる様に取り付けます)使用したバルブは、Ø12SFR(レース用)
DSC_1503.JPG

さらに追い打ち!(写真追加)
負圧ホースはVバンクのインシュレーターの間に有ります。そして、INJの配管があるので、手が届きません。 早速INJも外して、やっと負圧を取ることに成功。
※:BlowOffバルブは取付箇所が限られている為に、カバー前面にレース用をチョイス)
   https://nag-sed.com/view/item/000000000278
負圧を取る為に、INJを外し・・。
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この下に5方ジョイントがあるので、#4に負圧割り込み
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バルブの負圧か真下を向きます。
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こんな感じ!。
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逆手順で、組み上げて、エンジン始動!。
ここ迄は、巧く行ったが・・、O2センサーのエラーが出ます。残念 (ね〜、バッテリー外してエラーが出ないか確認したのに・・。後日HONDA取扱店でリセットする事に)
※:原因は、圧力センサーのエラーと判りましたので、再入庫して頂き原因を調べました。狭いところにINJを戻した時に、追加した負圧チューブが、抜けてしまったようです。ご迷惑をおかけしました。 シート下のサービスコネクター(この呼び名で良いのか判りませんが)短絡させて、記憶喪失にすれば・・OKです。

 フロントサスのテンションも調整して(締めすぎて、戻っていませんよ)お帰りになる前にインプレッションを聞く為に、試走しました。 私も、しばらくバイクに乗っていなかったので、安全を期して愛用のリトルカブで先導を務めさせて頂きました。 m(_ _)m  いや〜、以前に増して+30ほど速くなりました。

肝心のインプレッションは、 とても曲がりやすく、乗りやすいバイクになったそうです。 
オーナーさんがVFR12000Fコミュニティに(FB)書き込むそうですので、探してみてください。

以上!。  SNSでもうやりたくない!!とか書き込みしましたが、どうしても装着したい片は、有料で申し受けます。 問い合わせはメールで。

後日談:通勤にも使用しているそうですが、ギクシャクも消えて、とても乗りやすくなったそうです。もちろん気になっていた再加速も問題なく出来るようになったそうです。

10月納期分 SRXサイレンサー&EXパイプの予約開始いたしました。

好評の内に7月出荷分を終了しました。ご利用有難うございました。
次回、10月末納期分の SRXサイレンサー&EXパイプの予約開始いたしました。
 気になるお値段は・・・こちら!!。
 HP内に製品サイトを設けてありますので、じっくりと悩んでください。 m(__)m
 https://nag-sed.com/view/page/custom

 現在キック用EXパイプ3台受注しました。
申し込みは、mixi/メッセンジャー/FB/mail どれでも可能です。
お荷物の送付先と支払方法もお書きください。
タグ:SRXマフラー
posted by 仙人 at 11:47| 日記