2021年4月にOH着手
その都度良くは成るのですが、本調子にほど遠い。
エンジンはOH完了したと言うのですが、念のために圧縮を計ると、一気筒だけ圧縮が足りません。そこで、オーナーさんが日頃お世話になっている工場でタペット調整して貰うことに。
症状としては、組み込み時にしっかりと同調を合わせてあるのですが、「ずらさないと上手くアイドルしない」キャブは、不調なエンジンにでも、それなりに合わせられてしまうため、パイロットスクリューの戻󠄃指数や、反応もバラバラと言う状態でした。
タペット調整も済んだので、再度キャブの微調整・・・。
まだなんか変ですね〜。プラグもプラグコードも新しいし、でも完全燃焼していません。
そこで再度、お世話になっている工場で、点火系を一新させます。
新しいイグナイター
新しい点火コイル
これで、がらりと変わりました。
そこで、予てから所望のあったNAGバルブも装着して再度試運転。低回転迄(2000RPM)近くまで回転を落としても、スムーズに走ります。(完調になるまでは装着しないと、待たせてありました。
作業は終了して、帰って頂きましたが、帰宅後にメールが入り、「帰りのエンジン調子とても良かったです、いろいろありがとうございました」これで、やっと肩の荷も下りましたが・・・
*今回の作業で、もう一つ注意しなければ成らないのが、エアーエレメントの劣化!。硬くなったり掃除を繰り返すことで空気の通りが悪くなり、バキュームピストンの開き方(上がり方)が変わっています。
対策でスポンジフィルターを使用するしかないので、スポンジに合わせ、バネ荷重を適正化したスプリングを製作しました。ご入り用の方は、HSOC事務局か、昭栄プロテックにお問い合わせください。
乗り物は、常にベストコンディションで!。
調子悪くても、良くても、同じようにお金も自分の年齢も消費します。m(__)m
*目の細かいスポンジは、加水分解しがちですので、中目か荒目の網目状の物を使用します。どれを選んでもバネは使用できます。(テスト済み)