この問題を抱えているのは、うちの3VNだけでは無いようです。
この問題は、過去にも取り上げて対策をやりましたが・・・解決しませんでした。
昨今、チェンジする都度、ゴリゴリとした感触が酷くなってきたので、意を決して再挑戦することにしました。
カバーを開けて、クラッチレバーをゆっくりと握ると、必ず先に開く場所があります。
本来、平行に移動するはずの#1プレッシャープレートが1カ所だけ早く開くと言うことは、完全に切ったつもりでも、ハの字になり180度反対側は接触していることになります。これが、引きずりの原因に間違い有りません。
操作時も、クラッチを切らないで、アクセルワークだけでチェンジした場合は、スムーズに作動しますので、クラッチのどこかに問題が潜んでいるはず。
先ず、#5コンプレッションスプリングのヘタリを考えて、新品に・・・変わらず。
600用の強い奴も・・・変わらず。重いだけで、握れなくなりました。(笑)
次に、これ。
#3プッシュロッド1
中央のオイル溝がキック用のが狭くなっていますので、クラッチ板に供給されるオイルの量が減ります。
と言うことは、板同士に働くオイルの剪断力が弱まる(これで、解決した方も居ります。)はず、が・・・
変わらない。
プレッシャープレートを外すと、一緒に外れる#3プッシュロッドが・・ブラブラ?。
本来、ロッド外径はプライマリシャフトの中に収まり、傾かないのですが、#2プッシュプレートと調整ナットで締め付けられて一体になり、動かないはず。が・・・・
ナットの頭が飛び出しているので、プレートを締め切れません。
どうもこのせいで、#3が押されたときにプレートが傾いてしまうようなので、
プッシュプレートの六角部を擦り落として、低くしてみました。
これで、締め付けたときに、#1と#3のガタは皆無になりました。
結果は、今まで悩んでいたのが嘘のように、切れるようになり、ニュートラル位置も探せるようになりました。
元々、問題の無い個体に比べると、若干堅い感がありますが、シフトアップのフィーリングも良好です。
今使っているブーツは、穴が開いてしまいましたからね。(笑)
※:個体差もありますので、必ず直る確証はありませんが、先ずは確認ですね。(自己責任でやってねー)
追記:11月22日に、同じようにニュートラルが出にくい個体に、同じ作業を施したところ、改善しました。
追記:2016-06-03 上記の方法では、シフトアップ側は良くなったのですが、シフトダウンが・・・なぜか硬くなってきましたので、最善の方法ではなかったことを報告しておきます。