その時から履いているブーツがこれ・・。
クラッチを切らないで、アクセルワークだけでシフトすると、何の抵抗もなく出来るので、リンク関係では無いだろうと、予想していましたが・・・、思いもかけない奴が犯人でした。
一度エンジンを載せ替えていますが・・・・この症状は改善していません。
そして、少しずつ改良を加えながら、今日に至っています。(既に9年も所有していたんですね、びっくり(笑))
昨年の正月に、HSOC製ピストンを投入したのを機に、ロッド・プッシュ(34K16356−00)をSIMPLEさんが効果があったよ〜と言われた物に交換。
(下写真7枚目の右側の奴)
が・・・私のには効果がありませんでした。orz
で、最終的に日記(2014/11/05)に記してあるプレートプッシュ(1W1−16358−01)と、プレートプレッシャー(SY1−16351−00)の隙間をなくす事で、一応の効果を得られたのですが・・。
今まで癌だったシフトアップの堅さは改善されたのですが、これまで気にならなかったシフトダウン時に、堅さが移りました。これでも、対策前とは格段に良くなっていましたが・・・。
1JKと乗り比べると、どうしても気になります。
原因は、プレッシャープレートが平行に開か無いために、クラッチを切ったときに接触する箇所が出来て、引きずりを起こすためなんですが、どうしても解りません。
で・・、突然思い出しました。
ここ! 1JK(スペアーエンジン)
3VN(購入時に載っていたエンジン)
プレートプッシュが入るシャフト内径面取りが大きいですよね。おまけに3VNの方が荒い。
このようになります。
クラッチが切れた状態で、シャフトを挿入すると・・・。
シャフトの外側ガイド部とシャフト面取り部が一致するので、ガタも大きくなっているようです。(傾く)
右が1JK.左が3VN。
エンジンOH時点まで使っていたロッド、叩かれ摩耗が解りますか?。
これでガタが大きいために、対策したSIMPLEさんお薦めのパーツ形状は、理にかなっていたわけですよ。
で、いろいろ取り揃えてみました。
左から、対策品その2/対策品その1/3VN/SIMPLEさんお薦めの・・(欠品中だそうです)
太さが違うって事は・・・、メインアクスルシャフト内径も・・バラツキ有りました。
今回使用したのは、(対策品その2)になりましたが・・・・
あ〜ら不思議、やっと1JKと同じシフトフィーリングになりました。ニュートラルも楽々出ます。
これで、ブーツの穴も、ふさがってくれれば・・言うこと無しなんですが・・・。(バキッ!!☆/(x_x)
対策品の作り方。(先端に+が切ってあるので、総削り出来ませんでした)
これは、(対策品その1)ですが、細すぎて ガタが出ました。
ボールがあたる先端は、焼き入れされているので残した状態で、ガイド部分をカバー状にかぶせた後、蝋付けして焼き入れ直しました。(切削したカバーは、S45Cなので、水中で冷やすと・・カッチンカッチンなります。
と言うわけで、せっかく対策方法が解ったのに、一筋縄では逝かないことも解りました。
もちろん、これまでもクラッチASSYで交換もしたんですよ。
が・・・原因はシャフトとは・・・。設計者も気付かなかったろうなー・・・。
追記:
せっかくなので、皆さんにも広く利用して頂くために、内径測定ゲージを作りました。
片側3段x2で6段階に、根元に行くほど太くなります。
一番細いところで、純正部品と同じ太さ。反対側の太いところが、今回使用したのと同じです。
興味の有る方は、ゲージをメール便でお送りしますので、入らなくなる手前の位置にマジックで印を付け、プッシュロッドを添えて送り返して頂ければ、ご指定の径で対策品を作ります。
詳しくはメールで、お尋ね下さい。
2017-2-1追記:その後、新たな原因もわかってきましたので、こちらも併せてご覧ください。
http://nagsed.sblo.jp/article/176708312.html
ロッド修正だけで直る場合が多いのですが、プレート検査も併せてした方が良いかと思います。
関連で、こちらもご一読ください。http://nagsed.sblo.jp/article/105274587.html