今回、といっても・・・だいぶん前になってしまいましたが、やっと時間が取れたので、忘備録です。
今回のクライアントさんは、
GOLF6 HiLine STI 1400 S/C+Turbo車
この車輌への装着を相談受けたとき(2014/12月)に調べたら・・・、なんと!!既に標準装備になっておりました。
なのに、なぜ効果を感じられないのか、図面を取り寄せたり、実物を観察したりしてみると、バルブは合成樹脂で作った円盤状の薄膜。
人差し指で示している部分。(太いけど、親指じゃない!)
中には、ちょうど五円玉の中心をピンで留めたような状態。
推測では、開口面積が足りないようにも思えます。最近の国産車と同じPCV機構もあるのですが・・、これがバルブ膜を吸い付けるので、PCV機構が内圧をコントロールしているように見えます。(あくまでも、私の推測です)
ユーザーさんが、今年の5月に新しい部品を取り寄せたので、現在使用している純正バルブは、 「好きにしていいよ〜」と、仰って頂いたので、まずはこのバルブの除去から始めます。
ヨーロッパ車に多い、樹脂成形パイプはヒートガンで暖めれば、簡単に抜くことが出来ます。
この場所に取り付けたいのですが・・、チョットスペースが足りませんので、樹脂側を一節づつ切り取らせて頂きました。
装着完了。
オーナーさんのインプレは、「 いいよ〜 ♪ 」と、言ってくれましたので、効果あったのかな?。
もう一方、頼まれているのですが・・・、ジョイント部分の中身が読めません。見た目に一緒に見えても、細かく分類されているようで、エンジンルームの様子が、まるで違います。
解析が済むまで、もうしばらくお待ちください。と言うか・・・資料を探すの、あきらめていませんか?。(笑