2016年05月03日

新型エンジンブローバイ取り出しに変化が(2)

3年前にNAGバルブ装着した車両(ガソリン車)が、GWの最中に訪問してくれたので、お客様と相談して、施工してみました。
DSC04586.JPG
使用したドリルは、7−10ミリの段差ドリル。
DSC04588.JPG
抜き取ったプラグです。

最初は内部加圧して、切り粉が外に排出される状態で、ハンドドリルで揉んでいたのですが・・・、
途中から抵抗が無くなり、何か外れた?状態になってしまいました。
念のため、ヘッドカバーを外して確認すると、ヘッドカバーは、2重になっていて、6ミリ穴のプラグは裏から打ち込んでありました。(外しても、見えません。)
電動ドリルで、高速回転させながら、引っ張り出すことに成功。
DSC04589.JPG
内径6ミリでした。穴の開口面積は、およそ2.7倍に大きくなります。

走行インプレは予想通り、帰路の高速走行で確認していただきましたが、中速領域から高速まで、滑るような走りに変わったそうです。
穴拡大する前は、スルスルッと走り出すのですが、ある一定速度に達すると・・伸びが無い状態だったそうです。

ブリーザー排出穴を小さくくするやり方は、低回転時は良好でも・・高回転では糞詰まりになって、悪影響を及ぼすことが、確認できました。
同じ車両でも、一体型と、プラグ挿入型とあるようなので、チャンスがあれば追ってレポートします。