背面加工用は、これまでに生爪の整形加工や、回転ドリル穴あけ工程ぐらいにしか使用していなかったんですが、今回エンドミル加工をしなければいけない工程があったので、エンドミル加工してみました。
右側の修正前は、凄く荒れています。原因は左右方向のガタ。修理してみてわかったのですが、0.78o動いていました。左は、シム調整途中で0.18のガタ有。
軸受けベアリングは、アンギュラベアリングなので左右に動くと芯ずれも起きます。
この白く見える部分が出入りしていました。

タレットに、こんな風に装着されています。
ガタどり前後の仕上げ様子。
ガタ0.78o
ガタ0.18o
ガタゼロ
表面加工用は、小さいベアリング4個と大きなベアリング1個の計5個交換しました。
こちらは、各ベアリングに同封されている成績表です。外輪-5とか内輪-2とか記入されているのが分かりますが、ガタどりの目安になります。組み合わせる幹によっては、この数字を無視すると、ガタがゼロどころか、負荷がかかってしまいますので、ボディ側の計測値に合わせて使用します。
高精度を求める場合は、2個セットになった物がありますので、こちらを使用します。
この場合は、ベアリングメーカーが出荷時に2個合わせた状態で外輪にX印がしてありますので、必ずその向きを守って組み付けます。
1週間以上かかりましたが、ちゃんと稼働するようになりました。
実は私、研究所に行く前は、鈴鹿で4輪トランスミッションの組み付け検査をしていましたので、今回傷んだベベルギヤなどの修正は、お手の物。多分これを作ったメーカーさんよりは、私の方がより精度の高い仕事していると思います。 と言う事で、一件落着!。当分は使えるでしょう。(笑