切削油の腐敗については、「可動部の潤滑油が原因」だったことは過去にも記してきました。
これがその正体になります。
半年間で1リットル回収できました。
回収方法は、作業終了時にタレットの下に、油受けを置いて帰ります。
朝、取り出すとタレットに付着していた切削油の上面にうっすらと、タレット内部から落ちてくる潤滑用の油が見て取れます。
わずかな量かもしれませんが、毎日回収すると半年後には・・・・。そう、ちりも積もれば・・ですね。
これが、切削油上面に幕を張って空気を遮断してしまうので、腐敗につながります。
油を供給する装置です。
これに補充する量の2/3ほどは、この方法で回収できます。
切削油と潤滑油を、出光石油推奨(MAZAK推奨は、相性が悪いので腐敗の原因を作ります)これをやりだしてからは、3年目になりますが一度も腐敗していません。
どこの加工現場でも、同じ問題で悩んでいるのは周知の事実なので、メーカーは環境保護の観点からも、自主対策すべき項目だと思いますが、皆さんはどのように考えますか?。
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