2017年11月15日

アンチエイジング!。

 流石に18年間のくたびれは隠しきれなくなったので、長年苦楽を供にし働いてくれたTS15(日立精機)の部品交換。

ほかの部分の精度は保たれていますが、多用する回転工具駆動部が偏摩耗します。
今回交換するシャフトが初期の焼き入れが甘くて、摩耗してしまうのも一因なのですが、
駆動する側(今回の交換品)に比べて、駆動される側のシャフトと嵌合面幅が半分しか無い事が、大きな原因。(写真上2点で30戦闘員)回す側φ18.5 回される側φ11.5 当たり幅が同じになるように、同じ径ににして欲しかった‥。
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上から見ると、形状の違いが良く解ります。左の改良品は当たり面を大きく取るために、平面を多くし、差し込み量も最大限になるように、作り直しています。
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手に取っている部品は、差し込み後蝋付け交換しながら使用していた物。溝内側上下同じ位置が摩耗している事が解りますが、何故に?当たり面が狭い?。これは、回される側のベアリング内径に合わせてシャフトが細いので、嵌合幅が小さくなった。これでは、摩耗するわ〜。 泣
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嵌合部の形状を横から比較。
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シャフト本体先端を焼き鈍した後、摩耗部を切り取って穴を開け、S45Cで作った嵌合部を心中蝋付け後に焼き入れして使っていました。3年間で4個、如何に回転工具の頻度が高いか解ります。特にMAZAKが未稼働の2年間は・・思い出したくないほど酷使してしまいました‥。orz
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修理完了後に、嵌合作動確認!。良好です、回転音も下がりました。
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ついでに、蛍光ランプも交換。これも、工場があった千葉県の50Hz仕様。東海地方は60Hzなのに・・。もっとも、日本で使われている動力電源が220Vだと!信じて疑わなかった会社なので、倒産して当然!(あ、現在でも、そのように思っているNCN加工機製造会社は、このほかにも有ります!)
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こちらも、時々引っかかりがあるようなので、バラしてシリコンスプレーで給油。
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2018年6月で、手を焼いたMAZAKがリース切れになりますので、再リースになるのか、新機種導入か決まっていませんが、どれも動かなくなるのも不安なので、思い切って修理に踏切ました。(せめて、半額なら‥もっと早く直せたんですがね。

※ MAZAKの不具合に対し、無責任にも「捨てて、買い換えれば良いじゃん!」という書き込みも2度有りましたが、・・MAZAK機は立派な家一軒建ちます。

と、毒も吐き出して、私もリセット!。
これで、あと10年!!頑張って貰わなくてわ。
posted by 仙人 at 12:13| 日記