2024年11月19日

VWAGENバス T3にナグバルブを装着

フォルクスワーゲンT3 キャンピングカーにNAGバルブØ22を装着しました。

 私も若い頃、空冷VANタイプを乗っていましたが、多分53年ぶりぐらいで、助手席に乗らせて貰いました。
長〜いチェンジレバーはそのままでした。(笑

 リヤゲートを開けて貰うと、見慣れた強制冷却のカバーが無い!!。ほぼフラットな見慣れないエンジンでした。
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難なくブローバイホースも見つかり、先ずは安堵。事前にブローバイセパレーターのタワーのカット部品などの写真を送って頂いていましたので、下にある画はカットモデル。
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走らない原因はこれ。Ø22のブローバイホースを用意して有るのに、出口は6ミリほど。
(*これは日本でも、バイクの鈴木のグースや川崎のW400等。近年では豊田HB車輌にも多く見られますが、HiAceやレクサスなども。仕組みは、針の付いていない注射器を伸ばした状態から押すと、力は要りますが縮められます。反対に、急激に引くと伸びますが手を離すと、低い気圧に引っ張られて縮みます。
この原理を応用して、ピストン下降時はブローバイを追い出し、上昇時には外気を吸う時間を与えない事で、低回転時のクランクケース内圧は若干低く保てます。

 が・・・、回転が上昇し、ブローバイガス発生量が多くなると処理し切れなくなるので、クランクケース内圧は高まり、結果的に回転上昇が重くなります。しかしHB車輌は、この時点で電気モーターがアシストするので、オーナーは気付かない。)

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こじると簡単に外れるので、撤去しました。

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うねっている、こちらのホースはPCVのホース。

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この様に取り付きました。
試乗の結果、急激な減速も無く、緩い坂道も減速しなくても登れる様になりました。
帰路の高速も,快適だったそうです。