Slow系つづき・・・を書く前に、異常なまでに長い梅雨の被害に遭われた方に、お見舞いを申し上げます。
市役所などの公共機関で募金を募っておりますので、是非協力してください。 m( _ _ )m
バイクで山間部を気持ちよく走れるのも、その地区住人の努力のおかげですから。
1回目で、『P/Sの使い方を間違えると、SJの番数を見失うことにもなる。』と書いたが、どういう事か解っただろうか。すなわち、A/Sと反対の機能を持っているために、SJ番数が合っていなくてもアイドル開度だけは強引に合わせられるのである。
この機能は薄くする方向には、限りなくゼロに近いところまで燃料を薄くできてしまうが、対して濃い方向は、SJ番数が優先するので、同じ戻し数でもSJが大きい場合は番数に比例して濃くなっていくという特性を持っている。これで解る通り、SJが大きかったとしてもアイドル回転数は安定させられるために、現状に見合った番数になっているかどうかの判断がつかみにくくなる。
○まずは、A/SとP/Sの戻し回転数は規定半にの中にあるのか、いつもチェックしておく事を奨める。各機種で差はあるが、
概ね A/Sは1.1/2±1.0前後。
P/Sは1.1/4±1/2前後。
であれば、SJが合っていると思って差し支えない。
とは言っても、戻し開度が合っていても番数が違っている場合は論外であるが・・・。
では、アイドルはしているのに開けると不調になるという現象が、一番の悩みどころだと思うので、もう少し構造を理解してみよう。