2011年08月25日

CRキャブのセットアップ

久しぶりのキャブネタですが、ひょんな事から、1JKキックモデル(SRX6)を
入手いたしまして、始動性改善のためにノーマルキャブからCRキャブに交換しました。

ついでにCRユーザーがつまづきやすい、以下の項目を改善しましたので、公開します。
※:スロットルシャフトのベアリング化以外は、全てノーマルパーツを使用します。

4連キャブでも、2箇所しかベアリングが入っていませんので、同調が狂ったり、スロットルが重くなったりします。
ベアリングは圧入ですが、加工は一切しません。
ツインキャブも有効ですよー。
CIMG5333.JPG
CIMG5331.JPG


既存のThVに3ミリの穴を開けるだけで、セットアップが解りやすくなりますので
以下の項目も必用無くなります。
CIMG5329.JPG

○JNも、万能のようにもてはやされているYやYYの針は使用しません。
(YとYYは、適合ボアサイズが違いますので、全長が変わります。段数は0.5段差。ボアにあった長さを厳守します。)
○MN(メインノズル(スクリーンとも言います))も、STDを使用。
○キャブの命とも言える、ThVの樹脂化も必用有りません。
○#10のリンクアームもSDTを使用。
○MN穴径拡大もしません。


と言うわけで、この仕様で走行しても、以下の症状が改善されました。
○低開度走行時のシャクリ。
○同調狂いや、スロットル荷重が軽くなります。

これを治そうとすると、SJを小さくするのが定番ですが、
弊害として、低開度開け始めのツキが悪くなる。JNを交換する。段数やテーパーを変更・・
等と、スパイラルに落ち込みやすくなります。

これは、キャブの使用目的がレースを主に開発されていますので、Slow通路がThボア内側にある事と、スムーズボアを採用したために、一般のバルブは開度に合わせて変化する、天井と呼ばれる部分が(全開にした時のボア上部)変化しないことによって、低開度時にバルブ内部でSlow
系燃料が乱舞する状態が作られます。(吹き返しの影響で、伏せたコップの中で燃料がぐるぐる回る状態と思ってください。これが、間欠泉の様に吸われるので、濃いのか薄いのか解らない症状を作ります。)

もともと、SlowとMainの繋がりをよくするために、SJは大きい番数を使用して居ますので、これに拍車を掛けます。※:SJを絞ると改善するのもこのためです。

この症状を無くすには、伏せたコップの中の乱流を無くすることが大事で、その手法としてThV上部に3ミリの穴を開けました。


低開度からの力強さや、加速感はFCRを凌ぎます。

一度試してみては、いかがでしょうか。

追記:元のセッティングが違っている可能性が多分にありますので、穴を開けただけで改善出来ない場合は、再セッティングをして下さい。

posted by sennin at 18:18| CRSキャブレター