2014年05月17日

MAZAKその後(5)

2014/05/17のSRX全国オフは、いろんな出来事が重なったので・・
不参加になってしまいました・・。orz

で、私はというと、1年半ぶりに稼働を始めた魔座kと孤軍奮闘中!。

立ちっぱなしでプログラムを組むのも、足の負担が大変なので・・高所作業用の踏み台を改造して、座って作業が出来る様に椅子を用意しました。
DSC02830.JPG 

モニター位置が高いので、見上げるのにも・・首も疲れます。
(多分・・・1.7m以上の身長が基準になっているのかも?。)

で、今日出来た部品です。
DSC02832.JPG

すばらしい精度で出来上がっています。
NC旋盤なんだから、本来同じ精度で生産出来なきゃ、おかしいですよね。
(この前に製作した部品も、5日間稼働しても誤差は0.01以内、本来の性能ですね)

2012/10月にはこの人たちに、 今回改造したカップリングを見直し再検査する様に、お願いしたんですがねー。
MAZAK横山.JPG

カップリングとは、モーターと駆動ボールネジを繋ぐ部品。
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次の課題:
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切り子や切削水が稼働部に入り込まない様に、内部にエアー加圧しているんですが・・・
なぜか?、パッキンが無く蓋外周に4ミリの隙間?。
コンプレサー2台動かさないと、空気圧が足りなくなります。

現在は、自作パッキンで対応していますが・・空気圧も加工機3台稼働しても、コンプレサー1台で足りる様になりました。

○ こいつの後部からの空気漏れが半端なく喧しい・・。
全面のシールについて、カスタマーサービス員は・・・「あ!、空気が足りませんね!」と、注意してくれましたが、空気漏れの音が大きいことや、消費量が半端なく多いことには言及せず。
いつも扱っているのに、異常に気がつかない?。
or 気がついていても、知らん顔?。

サービスマンにも尋ねたが・・・「 以前はシールパッキンが付いていました。」と・・・。
なぜ今パッキンが装着されていないのか、教えてくれませんでした。
ひょっとして・・・只の組忘れでしょうか?。

○切削油の腐食臭。
現在タンク内の水溶切削水を撹拌する様に、ポンプモーターを増設しました。
(他の機械は2個使いなのに・・・MAZAKは1個しか有りません。)
DSC02827.JPG
導入時は、「 刃先だけ冷やす仕組みなのね!と納得していたのですが・・」

○タンクの2/3以上の切削水が滞留していて、入れ替わっていないことが判明。
対策として、撹拌用のポンプ増設となりました。

○腐食するもう一つの原因は・・・潤滑油に有ります。
この潤滑油、可動部が動いたときに潤滑する仕組みになっていない様で、稼働していない状態で、電源を入れておくだけで、どんどんオイル消費が始まります。
このOILは、そのまま切削油水槽に落ちていきますので、切削油表面はオイル膜が張り、
空気遮断された状態で滞留しますので、腐食を増長させるようですね。

試しに、一晩オイルパンでうけると・・・30〜40CCのオイルが、刃物ホルダーから
外に落ちてきます。

とりあえず、消費量を減らすために絞り弁を用意しました。
DSC02828.JPG

MAZAK機は、他の機械と比べても、約3倍ほどオイル消費が多いのです。
ECOの観点からも可笑しいですよね。

追記:2018/10/15 現在も、自分で直しながら精度を保っておりますが、MAZAK側は修理要請に応えておりません。日本を代表する機械メーカーがこの様な事で良いのでしょうか。
posted by 仙人 at 18:40| MAZAK