2012年07月02日

おフランスの粋な奴(2)

やっと引き渡し完了。 
オーナー様、大変お待たせいたしました。・・でも、待った甲斐もあったようで、喜んでおられました。

今回のモディファイ第2弾は、どうも世間と逆行しているようですが、ドライブ側プーリーの重量増し!!。
結果は!、狙ったとおりで、路地の角を曲がるときにも駆動力が抜けないので、すごく走りやすくなり、また施工前に感じていた、2段加速もなくなったので、一気に最高速まで吹き抜けます。

クラッチの繋がりは、Cubなどの4サイクル遠心クラッチのように、実に繋がりが良くなり、ワンウエークラッチのように、急に動力伝達が切れてしまうことは無くなりました。

以下に、作業内容や、考察などなど。

前回ウエイトの重量追加した状態に、新作になったフロートチャンバーの取り付け具合確認のため、キャブを取り付け試走してみましたが・・。?
DSC00433.JPG

ワンオフのフロートチャンバー
DSC00483.JPG

矢張りこれだけでは、気持ちよく走れていません。
☆リードバルブ回りのデットスペースを埋めることで、走り出しの元気は出ました。
☆遠心クラッチが早く開くことで、走り出しの繋がりが、改良されたが・・加速が、時速40ぐらいで一度鈍り、もう一度蹴りを入れないとそれ以上に速度が上がろうとしません。
結果、時速90に達するには、直線が足りません。

原因は、ドライブ側のプーリを狭める、6個のローラーが軽すぎて、プーリーが狭まって、Vベルト側面を挟むところまでは行くのですが、そこから更に狭くなると同時に、ベルトを外周に押し上げるほどの力に欠けているようです。すなわち、ローラが軽すぎる。

世間一般はどうかな?と、パーツ屋サンのHPを探してみますが、これよりも軽くするのが一般的なようですね・・・・。??
 
そこで、気を取り直して、今度はドライブ側のプーリについているローラーをいじくってみます。

重いのがないと解ったので、おもりを追加!。
DSC00576.JPG
およそ20%UPの重量を狙ってみました。

キャブも、チョークレバーがカバーに当たってしまうので、上手いこと引けません。
結果は、芸術的な?曲げを加えることで、クリア。w

加工前 直線的に作られていることがわかります。
DSC00562.JPG
加工後 よくもまー此処まで・・(バキッ
DSC00649.JPG
装着状態 苦労しましたので、是非拡大してみて下さい。 m( _ _ )m
DSC00571.JPG
レバーは、クリーナーカバーのカーブに沿って曲げてありますので、全作動領域で干渉はしません。

此処だけは、削らせて頂きました。(フロートチャンバー形状が変わったのと、全長が3ミリクリア出来ませんでした。)
DSC00563.JPGDSC00564.JPGDSC00567.JPG

此処まで外す、大仕事でした。
DSC00572.JPG

が・・オーナー様もわたしも大満足!!。
おかげさまで、仕組みが解り、良い勉強になりました。
4ストロークエンジンのエンブレがきついのが原因で、これと同じ仕組みになっているのでしょう。

国産の大型4ストローク・スクーターも、ワンオフでかまわないよ!と言って頂ける同じ車両をお持ちのオーナーさんも、操作しにくいと思っていらっしゃる方は、一度相談してみては?。
ちなみに、今回の作業は、キャブ本体とキャブセッティングパーツ込みで、7万を少し超えましたが、あそこまで楽しいバイクになるのなら、一台所有したいぐらいです。(但し、無料貸与で。w



タグ:PC20
posted by sennin at 16:05| Peugeot Sport 100

2012年06月02日

おフランスの粋な奴

え〜、とある会社の社長様の依頼で、キャブ架装を行っております。
今回の獲物は、Peugeot Speed Fight2と言う、かっこいいスクーターです。

このお方、趣味で4輪レーシングチームを所有。NAGバルブも沢山装着させて頂きました。
が・・・・

社長曰く:
NAGさんって、バルブ屋かと思っていたら、キャブが本職だよね!。だったら、此奴何とかなるか?、
と、搬送してきました。

DSC00360.JPG

社長曰く:
 国産車に比べても、かなり見劣りするし、先ずはKEIHINに変えれば、よく走る!!。
ブログを見ても、先ずは国産キャブに変えるべし!!と書いてある!!と。 w

ググっても、PE20を横向きにした画像しか出てきませんので、ノーマルクリーナーをそのまま使えるように、PC型φ20をチョイスしましたが・・・一筋縄ではいきませんよ。
以下、顛末記。w

先ずは、試乗してみました。
スクーターは大型取得時、無理矢理体験させられましたが・・。如何せん多分路上をスクーターで走るのは、初めての経験なので、クラッチのない違和感に面食らい・・。
なかなか走り出さない・・。
走行中に、加速しようとしても、回転ばっかり上がって、繋がらない。(他のブログでも、ヨーロッパ車両は大半が、高回転型と書いてあった気が・・。)

先ずは、気になる 『 高回転繋がり 』
DSC00428.JPG
ベルト駆動ですので、ケースをばらして・・
DSC00431.JPG
遠心力クラッチを取り出し・・
DSC00432.JPG
ばらして・・
DSC00433.JPG
おもりを追加して、開きやすくしなければなりませんので、ちょうど肉抜き穴にM8がぴったり!。
DSC00434.JPG
皿ビス 100gちょうど、これを3個ともに装着。
DSC00435.JPG
そのままでは、スプリングフック先端が当たるので、・・・こちらも加工。
DSC00437.JPG

このままでは、十分に回転が上がる前に走り出そうとしますので、トルクを稼ぐ為に・・、こちらも手を加えます。
DSC00462.JPG
これで、多少とも一次圧縮が稼げるかな〜♪。

結果は、これ。
先ずは、加工前。(フロントタイヤで、体重計の中心を押しています。)
DSC00357.JPG
加工後
加工後1.JPG
恐るべし!!。(爆

効果てきめんでした。w
走ってみても、さほど気にならなくなりました。

かなり走るし!。後は、キャブ交換後の試乗が楽しみ。

そんな事をしている間に、キャブも・・
DSC00483.JPGDSC00482.JPGDSC00481.JPGDSC00480.JPG
フロートチャンバーは、ノーマルがベルトケースに当たるので、ビレット!ワンオフ。w

ノーマル
DSC00484.JPG

京浜PC20
DSC00485.JPG
posted by sennin at 18:37| Peugeot Sport 100