2014年07月03日

回転工具連結部の破損

一難去って、また一難!。日立精機TS-15もトラブル!。

エンドミルを駆動する、凸凹の左側の部品の凹が破損して、無くなっています。orz

このときほど、MAZAKが直っていてありがたいと思ったことはありません。
でなければ・・2台とも不動状態になるところでした。
MAZAKが動かなかった分まで、通常の倍以上働いたからナー・・。m(._.)m

破損した箇所
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思えばこいつも、導入時から発生した不具合箇所は、3年間で32項目も有りました。
同じく、メーカーが不具合と認めないので、全て克服するのに10年もかかってしまった・・。
10年後に、不具合箇所全て有償で直しました。(この間に日立精機は倒産・・・orz)

この部分も、エアーシリンダーの飛び込みスピードが速すぎて、私の提案でスピードコントローラ(700円也)を増設するまでに、連結不良を繰り返したために叩かれて相当痛んでいました。
先端が丸まってしまっているのが解りますよね。

新しい部品に合わせて、先端を切り取り、芯がズレないように超綱ドリルで中心に穴開けておき、差し込みます。

新しく、MAZAKで削り出した部品です。
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このようにはまります。
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蝋付けして・・、頃合いを見計らって、冷却焼き入れします。
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はみ出した蝋を削りとって、研磨。
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エアーシリンダーに組み付け。連結時は、このシリンダーの出入りで行います。
真ん中辺りのセレーションは、モーター駆動プーリーに差し込まれます。
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組み込んだら、連結するかどうか、確認。
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大丈夫でした。壊れる前は、ガタがあったのですが、それも無くなりました。
まさしく!怪我の功名!。w

カバーを取り付け、終了。
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早速、作業開始しましたが、連結部のガタのため荒れ気味だった、回転工具の切削痕は、新品の時の様にきれいに削れています。

このシャフト、今でも部品で出るそうですが・・・なんと!!1本30万円なり!。

あー、今日は・・?

あー今日も、いい仕事をしたなー。
予備も作っておいたので、後3回は更新出来ます。
これで、私の目の黒い間は、心配しなくても 良くなった!。wwww
posted by sennin at 18:06| NC加工機

2013年07月24日

夏休みの自由課題

夏休み、自由研究

課題 [ 重曹の働きについて ]
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私の年代で、重曹と聞けば・・ふくらし粉!、
今のように、何でも手に入る時代でなかった頃は、おやつには小麦粉で作った
蒸しパンやホットケーキ(の様な物ww)をふんわり仕上げる為に、よく用いられていました。(もっとふんわりさせようと、沢山使用すると苦くなるだけですので、量方には注意!)

前置きが長くなりましたが、修理依頼を受けて貰えないまま、8ヶ月も記稼働状態になっている、MAZAKのNC旋盤(200UMSY)を処分するに当たり、80Lを越える切削油の処理をしなければなりません。
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他の加工機に比べると、MAZAKは潤滑油の放出量が3倍ほど多いので、これが切削油に混入して他機種と比較してもより腐敗しやすくします。(未稼働時でも、エアーを繋いでおくだけで自動潤滑されるようです。)


そのままの状態で、稼働中のほかの機械の補充用にしても良いのですが、油水分離が大変なので、移す前に潤滑油だけを抽出することにしました。

一晩おくと、表面に潤滑油を含んだ膜が張りますので、これをすくい取って容器に移す。これを毎日、根気よく行います。

それがこれ。
DSC01862.JPG分離状態が分かりやすいように、透明な入れ物で見ると・・
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過去には、湯煎分離も試みたこともありますが、電気エネルギーの無駄を無くす為に、今回は環境負荷の少ない方法で挑みました。
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すくい取った、油膜に重曹を入れ、充分撹拌した後一晩放置します。
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これが、放置後。綺麗に分離しています。
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下に残った澱は、油分を含まない汚水です。(腐敗臭もあります)

分離後の潤滑油を移し替えて集めるときに、若干の澱もまじりますので、開口面積の小さな入れ物に移し、少し重曹を加え撹拌して放置。


こちらが、攪拌時
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沈殿後。綺麗な透明度です。腐敗臭もありません。
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容器底に沈殿しているのは、重曹です。

この工程を経て、抽出された潤滑油は・・・3Lを越えました。
2L入りの容器にまとめたのがこれ。
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抽出されたオイルがエマルションタイプの切削油ではないことが、水を加えても乳化しないことで確認出来ます。
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よゐこは、宿題を早めに済まそうね〜。終盤に追い込むのは駄目だぞ〜♪


NC工作機に付き物の[ 切削油の腐敗 ]処理に、一石を投じられるかも知れませんね。

面白いと思った方、ビジネスパートナーを募集します。
posted by sennin at 10:36| NC加工機

2013年07月03日

お化けの正体・・見たり!

13年使った日立精機のNC旋盤TS15。突然不調になりました。

森精機さんに電話しましたら、即日対応しに来てくれました。
状態からして、ベルトの歯が飛んだ症状のようですので、裏側から覗いて観ましたら、かなりささくれた状態になっていますが・・、歯は・・付いています。

いずれにしても、およその当たりを付け、部品の在庫確認も済ませ、翌日交換出来るところまでバラしておきます。

外からの見た目では分からなかったのですが、外してみると・・・。
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ご覧の通り、見事に剥離していました、自動車でも、10年10万キロですから、
そろそろ悪くなってもおかしくないのですが、これで安心してしばらく使えます。


新しい奴は、青い高級品だぞ!!w。
ついでに回転工具のベルトも交換して貰いました。
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あとは、芯出しですね。

まあ、私の手の掛かれば、3時間で・・・・?

のつもりが、延べ時間24時間(2日間で)?????

なんだかいつもと様子が違います。

実は、メーカーさんも、トライしてくれたのですが・・・「このままやっても、いたずらに出張料金がかさむので、社長が慣れているなら、ご自身でやりますか」と言われたので、もう午後9時も回っていた事もあって、か〜るく引き受けました。(サービスマンの名誉の為にお断りしておきますが、森精機の機械に精通していますが、倒産した日立精機の経験はありません。)

こんなの、ちょチョイのチョイ!。のはずでしたが・・。

で、2日目の今日、もう一度途中までバラして組み直???あらら。

トラップ その壱
位置決めピンの位置が#3と#9が入れ替わっていました。
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元々、#9のタレット位置決めピンの加工ミスなのか、穴がずれているようで、調整がきかないので、先端を細くしてあったのですが・・入れ替わっています。
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トラップ その弐
センターキャップのオーリング・・。


此奴が、タレットと供締めになっていることで、カップリングに固定しているネジをフリーにしても、キャップがタレットの芯になっていて、本来フリーであるタレットの自由を奪っていました。
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おまけに、オーリングが新しい物だから、シャフトとのガタもありません。
(調整しても、反力で元の位置に戻していました。)
交換前のオーリングは、摩耗や押しつぶされた状態だったのでガタがあったと思うのですが、割と簡単に調整ができていました。

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キャップも外してフリーになり、
やっと、ある程度の精度が出ましたので、あすもう少し詰めてみます。

しかし・・めっちゃ疲れたわ。w

続き:
翌日は、2時間で#3#6#9#12の4カ所とも前後左右、上下ともに0〜5ミクロン以内に収まりました。

現在加工しておりますが、ピッタリ寸法がでており、経過時間と共に変化したりしませんので、これが当たり前と思うのですが。

ついでに、経年劣化?で多少ばらつきが出ていた、X軸機械原点とQセッターの補正も行いましたので、補正値を入力しなくても良くなりました。
posted by sennin at 20:39| NC加工機