2015年08月30日

FIAT500 Twin Airにバルブを付けてみた。

7月に入って間もない頃から、この車への装着相談を受けていましたが、8月末になってやっと実現しました。
弊社で取り付ける、初めての車輌になりますので、20回以上のメールやりとりと、12回ものエンジンルーム・レイアウトの写真や各部品の資料を送って頂きました。
@インマニ.jpg
(欧州車は、独特のブローバイ処理手法を用いる場合があるので、うかつに手を出すと・・火傷します。笑)
オーナー様、根気よくお付き合い頂きまして、ありがとうございました。また、資料や取り付け状況は「取説のお役に立てば、」と、申し出を頂きましたので、ありがたく使わせて頂きます。

もちろん結果は、大満足されたようです。取り付けも、30分足らずで済ませることができました。
装着させて頂いた部品は、シュパーブシリーズのφ20に。

悪天候の中、無事到着。ご苦労様です。
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装着手順を追って説明すると。
ボンネットを開け、作業手順を検討。
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インダクションボックスを兼ねた、エアークリーナー・ボックスを外したエンジンルーム。
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これがブローバイホース。エンジンから、セパレートおぼしきメッシュを内蔵した、φ16のT型ジョイントを経て、ターボ直後のダクトにφ20に変わります。(流石イタリアン、メッシュ形状がオシャレ(笑))
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NAGバルブは、エマルション対策がされていますので、同じ目的で巻いている断熱材は撤去しました。
撤去後
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黄色く見える部品が結構長く差し込まれていますので心配しましたが、差し込み部を含んだバルブ全長55ミリ、露出する部分20.8ミリ。(写真のバルブの向きは逆ですよ〜)
バルブ上下逆.JPG
ぴったり収まりますので、出入り口の長さを16ミリ残して、カット。(ちょうどホースが曲がったところを切りますので、切り取った部分は、R外側で18ミリ内側で14ミリの扇形になります。
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エマルション対策の負圧ホースは、キャニスターと兼用で割り込ませました。ジョイント矢印は左側に向くように取り付けます。
DSC04065.JPG

全部品装着終了。
DSC04067.JPG

早速試運転。
最初は、ごく低速の挙動が解りやすい様に、混雑しない一般道に誘導して、そこからの加減速やごく低速走行を見て貰いました。次にバイパスに出て、車の流れに乗って走ったときの状態も。
このとき、結構な走りやさんだと解りましたので、秘密のワインディング・テストルートも案内したのは、内緒。

帰宅後の、インプレッションをメールで頂きましたが、ネガを見つけようとしても、見つからなかったそうです。(笑

追記:オーナー様のインプレッションは此方から、ご覧になれます。
http://minkara.carview.co.jp/userid/635553/blog/



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