おかげで、今までなぞだったサスペンションの不思議も解析でき、
正に” 怪我の功名 ”(笑)
標準時から、オイル粘度を変えたり、アジャスターを装着したり、社外品のカートリッジイミュレターを挿入したりしていましたが、自分の思った方向に行かないので、エアーバルブも取り付ける(3VN)など。
それでも・・、アジャスターネジを大きく振っても??あまり解りません。エアーを抜くと、明らかに解るんですが・・。
今回は、カラーが短いのに気付かないままで仕様変更していたので、何をやっても堂々巡り。挙げ句の果てに、オイル量を20cc増やすという暴挙に出てしまいました。(反省)*エアーバネが強くなる。
そもそも、3VN(φ38)よりも、1JK(φ36)の方が、同じオイルを使用した場合に、断面積比で約1.2倍ほど小さい訳だから、同じ粘度よりも堅い方が良いだろうと思っていましたが、どうやっても3VNの動きの良さに敵わない。太さが違うと言うことは・・・密閉されている空気量も違うよね?。
と・・・・・
敵を知らないで、いろいろ攻略方法を探ってもらちが明かないので、違いを見るためにフォークにエアーゲージを取り付けて、比べてみました。
で、優等生の3VNと同じ内圧に成るように、アジャスターをいじっていると・・・、内圧が変わります??。
すなわち、締め込んでインナーチューブが上に引っ張られる事で、容積が増して内圧が落ちます。
3VNと同じ圧力を求めると、ぴったり10o締め込んだところ!!。
お客様の車輌でも たまに見かけますが・・・、
普通は、(緩めると=プリロードが弱くなる)と、考えがちなんですが、「緩めて沈んだ分は、内圧が高くなる」ので、「巻きバネの反発力が弱まる分と空気バネが強くなる部分が、入れ替わっていたのでした。」だから、イニシャルアジャスターを弄るよりも、空気圧を弄った方が大きく変化していたんです。(良かった、私が鈍感じゃなk(自粛
次の図は、ハンドルを引いた状態で内圧をゼロにした状態から、車輌を垂直にして空気圧を記録。
更に乗車した状態で記録。その変化量を、アジャスターを3段階に締め込んで、グラフにしました。
詳細を知りたい方は、PDFを。
KMBT_C20020150912102425.pdf
考えてみれば、初歩的なことなのに、苦手意識が先に立ち、考えが及びませんでした。反省!。
だから、イニシャル調整して、ハンドルを引いて空気を入れても、大きく変化しない訳です。何にも変わっていない! ちゃんちゃん
もちろん、適正空気圧になる長さのカラーを挿入して、オイル量も基準位置に戻して、(BURRITOが入っているので、体積分の20ccは引いてありますが、油面位置はこれで標準位置に)走行してみましたが、ベアリング挿入効果で、ギャップ吸収性も戻り、しっかりした脚になりました。
これは、私だけじゃ無く、失敗している人が多いんですよ〜。気を付けましょうね〜。
バイクは、まだまだ 楽しくなる。今までの私の8年間を・・返せ〜 (笑)
追記:ちなみに、今回使用しているフォークオイルは、ASH #33。インナーチューブ径がφ41を越える車輌については、もっと柔らかい#30とかでもいいと思いますので、テストして紹介します。
社外スプリング推奨粘度のオイルでは、堅すぎてダメでした。
台風で被害に遭った方々に、お見舞い申し上げます。
追記:2018/06/19
その後の試行錯誤で、解ったことがあります。単品で使用しても、思うようなセッティングが出来ませんので、購入前に こちらも読んでください。
http://nag-sed.com/product/pdf/adj_burrito_set.pdf