ハスクバーナーヴィットピレン401(水冷)にSuperb Forceを装着しました。
以前、ヌーダの時も苦労しましたが、これも一筋縄ではいかなかった。
先ず、気づいたのは、純正の内圧コントローラーは、廃止されていました。
その意味は、以下の通り。
ブローバイホースは、相変わらず3本。
1本目は、エンジンヘッドからクリーナーボックスへ。
2本目は、ミッションケース、ドライブギヤ後方から、エアークリーナーに。(多分リターン用かな)
3本目は、クリーナーケース、エンジン側ブローバイホースの真下。(水抜き用)
特筆すべきは、手が入らないので見た目の凡そのサイズですが、1本目のØ14のブリーザーホースですが、クリーナーBOX受け側の内径が6ミリぐらい?。2本目のミッション側も出口で絞って、これも凡そ6ミリ。
*解説すると、(4輪ランドクルーザーの頁でも説明してありますが、)穴を絞ることによって、排出するけど吸引を妨げる事で、低回転時のクランクケース内圧を下げる効果が見込まれますが、それ以上にブローバイ量が増えたときには処理しきれないので高回転の伸びが犠牲になります。
作業にはタンク、カウルを外し、Ø10のロングドリルを用意する必要があります。
先ずは、エンジンからクリーナに繋がるホースの接続部内部穴(Ø6)を拡大。
シートレールを止めるネジが邪魔して、ドリルが真っ直ぐ入らないので、このネジを引っ込めておき、傷が付かない様に保護カバーをした、Ø10x120x200のドリルを何とか隙間を通します。
拡大図。

しかし、これではまだ終わらない。この穴を開けた部分は油水セパレーターなので、クリーナー本体との隔壁には、Ø4.0の穴しか開いていません!!。
これが位置も悪く、表面から穴開け出来ないので、無理矢理、斜めから開けることにしました。
写真は、エレメントを外した、クリーナーボックスの奥。穴は・・肉眼では辛うじて見えていますが、写真には写らない。
真ん中の出っ張りは、ボックス固定ネジ、この左側奥に同通口Ø4.0が有る。
拡大 赤い印の奥の壁に、排気口の穴が・・・・

2本目のミッションから出るパイプは、このままだと水分が溜まったり、内圧を下げても、大気を循環したり吸ったりするので、ドライブギヤの後ろのホース、出口直後にブラインドプラグを付けました。
後はバルブを装着して、負圧ホースをキャニスターの負圧に割り込ませれば、完了。
燃料ホースの長さに余裕が無く、外すのも取り付けるのも、難儀しました。
負圧を取った、キャニスターのホースは開口部一番先にあり長く余裕を取っていますので、タンクを降ろした時にS字に折りたたまれますので、ホースが折れない様に気を付けましょう。
オーナーさんから早速インプレッションメールが届いていますので、紹介したいですが、(掲載許可申請中です。(笑)
OK頂きましたので、インプレッションを公開ッさせて頂きます。
「今日はNAGバルブの取付をしてもらいありがとうございました。
帰りの調子が良くて良かったです。
言われたように、バックミラーが高速道路を走ると確かに良く見えます。
以前はブレて見えなかったのに。
エンジンの微振動が消えて、鼓動だけが残ったように感じます。疲れにくいような。
トルクが増えて粘り強くなったようなエンジンで発進がしやすくなりましたね。
でも一番は、減速のフィーリングが良くて、
回り込むようなカーブをエンジンブレーキを利かせつつ倒し込むところは気持ちがいいもんです。
最後のバイクかなと思いつつ、バイクを換えてしまったので、
次回もバイクを換えたら、取付をよろしくお願いします。
ありがとうございました。
以上です。」
私も、満足頂いて、うれしい限りです。 ありがとうございました。 m(__)m